宇佐市のインバウンド対策

宇佐市のインバウンド対策

発表者:高坂 亮佳 氏

宇佐市 Naru Guest House(ナルゲストハウス) 経営

宇佐市 Oneばうんど 運営

-紹介&参考-
海外での企業活動経験(シンガポール3年間)
海外旅行の経験(南米、中東、アフリカなど約50か国)…..
宇佐市地域おこし協力隊(2年間)
旅、キャンプ、映画好き

事業所での取り組み

団体『Oneばうんど』-インバウンド事業-

Oneばうんど

翻訳事業

SNSの文章、メールのやり取り、メニュー、DM、パンフレット、POP、看板など

特徴

  • 英語、韓国語、中国語(繁体字、簡体字)
  • 地域を知っている
  • 少量でも可能
  • 直訳だけでなく、提案もできる(現地打ち合わせが可能)
  • プロではないので安価(1文字:15円~20円)

インバウンド対策サポート

マニュアル本+指さしシート 作製

計4回のセミナーを実施(参加者約100名)

内容
参加者と指さしシート内容を考えるワークショップ
APU学生からのアンケート
シュミレーション・ワークショップ

特徴

  • セミナーから成果物まで一貫して携わる
  • 地域オリジナルの指さしシートを作成
地域オリジナルの指さしシート

Naru Guest House(ナルゲストハウス)

ナルゲストハウス

  • 宇佐市四日市
  • 2017年9月オープン
  • 旧旅館
  • 最大18名利用可能
  • 個室+相部屋
  • 食事提供も可能

宿泊者限定特別ガイド

  • 酒蔵ガイドツアー
  • 宇佐神宮ガイドツアー
  • グルメツアー

強み

  • 英語対応可能
  • オーナー夫妻が旅人(世界一周経験者)
  • 丁寧な 一対一 のアットホームな対応
  • 宇佐市内のガイド経験あり(JRななつ星ガイド経験者)


宿泊者(インバウンド)の推移

月別動向

  • 10、11月:外国人利用客 60%
  • 12、1月:外国人利用客 10%
  • 2、3月 :外国人利用客 40%

宿泊理由

  • 価格 (平均客単価3,500円)
  • 観光(宇佐神宮、イチゴ狩り、トレッキング)
    ※認知度は低い

交通手段

  • レンタカー
  • 自転車
  • 公共機関

予約経路

  • 予約サイト:40%
  • 直接予約 :60%


ゲストハウスの課題

◎連泊客が少ない
◎点だけのインバウンド対策ではマンパワーが足りない

・食、観光施設、体験、交通機関全体の連携が必要
・全体でPRすれば効果は数倍!!

インバウンド推進協議会USA(民間主導) が必要

形だけでない、本当に動ける人達

宇佐市の取り組み

※高坂個人の意見

※2018年5月時点

 宇佐市が本格的にインバウンドへの取り組みを開始したのは2016年からです。
具体的な内容としては次のようなものです。

  • 看板等の多言語化
  • パンフレットの多言語化(英語、中国語、韓国語)
  • 台湾プロモーション(商談会、ブロガー招致、雑誌記載)
  • インバウンドマニュアル本
  • QRコード活用(Tagfit)
  • 免税店セミナー(ホームセンターセブン)

宇佐市のインバウンドの傾向/特徴

◎ 団体ツアーが多い
◎ グリーンツーリズム利用者が多い

≫現在の団体ツアーのパターン

  • 宇佐市 :立ち寄り観光
  • 訪問場所:宇佐神宮、安心院葡萄酒工房(ワイナリー)
  • 滞在時間:2~3時間以内
  • 理由  :近隣に有名温泉宿泊地(別府市、由布市)がある

≫現在の団体ツアーでは経済効果が薄い=インバウンド恩恵が薄い

★違うツアーパターンへ切り替え、宿泊や滞在時間を延ばし、旅行者の消費拡大を図る必要がある。

その他の課題

【情報発信】総合的な多言語HPがない

≫ツーリズム大分のHP有効活用

【未来図】5年先のビジョンがない

ターゲットを絞る方が良いのか?
何をPRするのか?
差別化ができているのか?
リーダー(中心人物)がいない?

-これからの方向性-

地域の関係事業者・関係機関との連携した高い意識と良い環境の構築を進め、より効果的な収益の向上につなげる。